ワークライフバランスとは仕事と私生活の両方が充実することで、生活そのものが豊かになるという考えだ。例えば、私生活で仕事に役立つ知識を勉強したり、資格を取得したとする。すると今までよりも仕事が捗り、効率的に作業を進めることが出来るようになる。時間内に仕事を終わらせることが出来れば、プライベートな時間を過ごす時間がより増えるようになる。ここで異業種交流会や地域活動に参加したり、たまにはゆっくりと家族との時間を過ごすのも良いだろう。会社という組織に属していても、その中だけに捕らわれない広い視野を持ち、見聞を広めて得たことを会社に還元することがワークライフバランスである。それによって得られるのが労働時間の削減なのだ。
ワークライフバランスは個人で取り組むことも可能だが、やはり会社全体で取り組むほうが効果的だ。社員一丸となれば、作業に連携が取れるためよりスムーズに仕事が進む。労働時間の見直しや作業の簡素化など、会社全体が取り組むものとなれば、大幅な労働時間の削減に繋がることだろう。会社にとっても社員にとっても理想的なことではないだろうか。
そのためには、社員一人ひとりがワークライフバランスの実現のための意識を持っていかなければならない。個人の成長こそが、会社の成長に繋がるということを念頭に置き、労働環境を整えていくことが会社にとって大事な要素となりそうだ。社員を大事にし、労働環境が整っている会社というのは、現社員から愛され、有能な人材も求める会社となるだろう。